カブ・・・もうすぐ夏になるね!夏の花といえばひまわりの花だよね!ひまわり描いてみたいな!
あんぶう・・・ひまわりの花は英語で「sunflower」文字通り【太陽の花】太陽の方を向いて明るくエネルギッシュな花だね!夏空に似合う花!路地にも咲いているし見ると元気になるね!
水彩画を描いている「あんぶう」です。
夏の花と言えば【ひまわり】の花が思い浮かびますね。
夏空に鮮やかな黄色のひまわりの花!
漢字で書くと【向日葵】太陽の方に向く葵のような花という意味です。
ひまわりは太陽の動きに合わせて花の向きが変わりますね。
今回はこんな【ひまわり】を描いてみようと思います。
ひまわりを描いた画家
ひまわりを描いた有名な絵を紹介していきます
今では日本から送られた桜の木が世界中にありますがもともとは桜は日本の花なので日本の画家の紹介が多くなっています
フィンセント・ファン・ゴッホ
【ひまわり】の絵といえば真っ先にゴッホのが思い浮かぶのではないでしょうか!
1853年~1890年 オランダ生まれ ポスト印象派の代表的な画家
見たままの形を描くのではなく自分の内面にある感情や情熱を表現。厚塗りでうねるようなタッチの作風。
27歳から本格的に絵を描き始め37歳でなくなるまでの10年で2000点の作品を描く。
生前に売れた絵は1点だけともいわれ、精神的にも不安定で37歳で自殺。
1882年2月にゴッホはパリから南フランスのアルルに向かう。
そこで画家仲間との共同生活を計画し、指導者として敬愛するポール・ゴーギャンの到着を待ちながら黄色いアトリエに飾るために描かれた作品「黄色い背景のひまわり」が有名。
ゴッホが描いた「ひまわり」の絵は全部で7作品あり、パリ時代に制作の作品が3点、アルル時代に4点のひまわりの絵を制作している。
パリ時代の【ひまわり】は緻密に描かれたひまわりに暗い背景の絵。
アルル時代は部屋に飾るための絵で南仏の明るい背景の力強い厚いマチエールが特徴。
1888年~1889年の一年に満たない期間で全7枚のひまわりが制作されている。
- SOMPO美術館(日本・東京)
アジアで唯一、本物のゴッホの「ひまわり」を常設で鑑賞できる美術館として知られる。
1888年12月の「耳切り事件」直前に描かれたとする説もある。
ドイツ系ユダヤ人の銀行家、パウル・フォン・メンデルスゾーンが所有していたが1930年代にナチス・ドイツによる略奪を避けるためにこの作品を含む美術品コレクションを手放した。
1987年3月に安田火災海上(現:損害保険ジャパン)がロンドンのクリスティーズで2250万ポンド(当時の為替レートで約53億円)で落札した。
- ナショナルギャラリー(イギリス・ロンドン)
1888年8月の作品。最も有名な「ひまわり」として知られ、黄色を基調とした高い完成度を誇る作品です。ゴッホ自身が気に入った「12本のひまわり」をもとに制作した4番目の作品とされています。
ひまわりは15本描かれています。
2022年10月15日に環境団体ジャスト・ストップ・オイルの2人がこの作品にトマトスープを投げつける事件が発生したが、絵画の表面はガラスで覆われていたので絵画自体の被害はなかった。
- ゴッホ美術館(オランダ・アムステルダム)
1888年8月の作品。最も有名な「ひまわり」として知られ、黄色を基調とした高い完成度を誇る作品。
ひまわりは15本描かれている。
ゴッホが病院から「黄色い家」に戻って、東京作品を模写したものと考えらる。気温・湿度の変化による損傷を避けるため、館外への貸し出しを禁じる措置がとられている。
- ノイエ・ピナコテーク(ドイツ・ミュンヘン)
ひまわりは12本描かれている。三番目の作品と言われる。1888年8月制作
- フィラデルフィア美術館(アメリカ・ミュンヘン)
アムステルダム作品と同時期に、ミュンヘン作品を模写したものとされる。
ひまわりは12本描かれている。三番目の作品と言われる。1889年1月制作。
- 個人蔵(アメリカ)
最初の作品といわれる。ひまわりの数は3本。1888年8月制作。
- 山本 顧彌太(やまもと こやた)(日本・焼失)
山本 顧彌太は日本の実業家。1986年1月19日~1963年11月25日。
大阪府生まれ。高校を卒業後、綿繊維を扱う会社を設立し財を成す。
武者小路実篤に傾倒し「白樺派」に傾倒しパトロン的存在となる。武者小路実篤より白樺派美術館の構想に協力してもらいたいとの依頼で1919年ゴッホの「ひまわり」を購入。購入金額は当時の金額で8万フラン(現在の価格に換算すると2億円)
購入以降は何回か展覧会を開催したが、美術館構想が頓挫したため山本の芦屋の自宅に飾られていたが1945年アメリカ軍による芦屋空襲により焼失した。

エゴン・シーレ
1890年6月12日~1918年10月31日
ウィーン出身の画家。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍。
28歳でこの世を去る。短い生涯の中で印象的な作品を数多く残す。
16歳の時にグスタフ・クリムトと同じウィーン工芸学校に学ぶ。その後アカデミック色が強い純粋芸術を追求するウィーン美術アカデミーに進学する。
このウィーン美術アカデミーはシーレが入学した1906年の翌年、翌々年にアドルフ・ヒトラーが受験して不合格となっている。
もし・・・は無いのだけれどこの時にアドルフ・ヒトラーが合格していたら世界の歴史は変わってのかもしれない。
ヒトラーが羨望するウィーン美術アカデミーの授業もシーレにとっては失望でしかなく、代わりに工芸学校時代の先輩であるグスタフ・クリムトに弟子入りをする。
クリムトは熱意のあるシーレに目をかけ援助を惜しまなかった。
シーレはウィーン分離派、象徴派、表現主義に影響を受けつつも独自の画風を確立していく。
エゴン・シーレの描く【ひまわり】はゴッホやクリムトへのオマージュ(敬意や尊敬)として描かれている。
明るいひまわりの花でありながら朽ち果てていく花の儚さや退廃的な雰囲気である。
シーレの生や死に対する考え方がよく表現されている作品。

シーレのひまわりは第二次世界大戦中にナチスドイツに略奪され行方不明となっていたが、その後フランスの片田舎で発見される。
実話をベースにした映画『オークション 〜盗まれたエゴン・シーレ』
興味のある方は是非。
私も見ようと思います。
中川 一正(なかがわ かずまさ)
1893年(明治26年)2月14日~1991年(平成3年)2月5日
日本の洋画家、歌人、随筆家
東京生まれ
中川一政はひまわりを好んで描いた画家です。アトリエの庭にひまわりを多く植えていたといわれる。庭に咲いたひまわりをマジョリカ焼きの花器に生けて晩年まで情熱的に描いたシリーズ。
躍動と力強いタッチで表現。





ひまわりはどんな花
ひまわりとは
- 和名
ヒマワリ・向日葵・日車(ヒグルマ)・日車草(ヒグルマソウ)・日回り草ヒマワリソウ)と表記されることもある。
- 英名
sunflower
- 学名
Helianthus annuus
キク科の一年草
種は食用となる
- 原産地
北アメリカ
- その他
ヒマワリは夏の季語となっている。
ロシア・ウクライナ・ペルーの国花である。
- 花言葉
「あなただけを見つめる」「憧れ」「あなたは素晴らしい」
ひまわりの花のつくり
ひまわりは舌状花(せっじょうか)管状花(かんじょうか)の二種類の花びらからできています。
- 舌状花(せっじょうか)
外側の花びらにあたる部分です。虫を引き寄せる役割があり、花びら1枚が1つの花にあたります。
- 管状花(かんじょうか)
中心の茶色や黄色の丸い粒々の部分になります。粒の一つ一つが小さな花です。ここに「おしべ」と「めしべ」があり受粉して種になります。外側から内側に順々に咲いていくので長い期間花を楽しむ事ができます。
ひまわりの花を描く
使用した画材は
絵の具はホルベインの透明水彩24色
使用した水彩紙はホルベインのアルビレオ水彩紙のブロックタイプ
![]()
アルビレオ水彩紙 ブロック F4 並厚口 中目 (AB-F4)
ひまわりの花の下書き
この写真のひまわりを描いていきます。
1,中心となる部分と花びらの長さの円を描く
2,花びらを外側に向かって描いていく
中心に描いた丸の周りに、細長い楕円やしずく型をイメージして花びらを1枚ずつ描きたします。
花びらの重なりや花びらのねじれなも描いていくと実際のひまわりに近づいていきます。

全体に色を付ける
刷毛で水彩紙全体を濡らして全体に色を付けていきます。
透明水彩は淡い色を出すには基本的には「白」は混ぜません。
淡い色は水を多めに使う事で乾くと淡くなり濃さを水の量で調整していきます。
画面の左側に光があたっているので明るく、右側を暗くしていきます。
今回も舌状花(せっじょうか)の白く残したいポチポチした部分にマスキング液を使用しています。
【マスキングインク】
着色したくない箇所はマスキングすると便利です。
![]()
ホルベイン マスキングインク 55ml 瓶入
ひまわりの花、葉、茎を描く
全体を塗って乾いたら、さらに塗っていきます。
透明水彩絵の具はセロファンに例えられる事があります。
黄色のセロファンに赤いセロファンを重ねてオレンジ色に見えるように色を作っていきます。
単一の色の花びらをさらに重ねて明暗を表現します。
右側の花を暗くして、葉の葉脈も細い筆で勢いをつけながら描きます。
空の色はセルリアンブルーを使い、入道雲の白の部分はティシュで押さえて色を取って表現します。
さらに花びらや葉に濃淡をつける
さらに花びらや葉が単一にならないように色で変化をつけていきます。
花びらの周りをライトレッドで縁取りしますが、全部は描かないようにします。
葉の葉脈も細い筆で勢いをつけて描きます。
茎は花や葉を支えている部分なので力強く描いていきます。
舌状花(せっじょうか)と管状花(かんじょうか)の境目はかなり濃くバーントアンバーやセピアなどの色を使い彩色します。
管状花の部分はふっくらとした立体になるように意識して丸みを出していくようにします。
マスキングした部分を剥がして白く残す部分(明るい所)黄色くする部分(少し暗くする花が調和す所)を点描で描き込みます。
下記メイキング動画になります
まとめ
- 全体に明るい部分と影になっている部分で変化をつける!
- 花びら一枚の中にも色を変えていく!
- 花びらの縁、葉の葉脈は途切れ途切れに描いていく!
- スパッタリングを取り入れて描いてみる!
- 茎は力強く描く!
- 管状花の部分を丸みを出すと立体的になる!
今回は【ひまわりの描き方】という事で記事を書きました。
夏の真っ青な空に似合うひまわりの花です。
青い空と華やかな黄色のコントラストが夏を連想させますね。
今回はひまわりの花を2輪だけ描きましたが、ひまわり畑を描くのも魅力的ですね。
また今回は、ひまわりを描いた画家の紹介では【戦争と芸術】について考えさせられました。
戦火で貴重な絵画が焼失してしまったり、戦争によって絵画が流転してしまう事がある事を知りました。とても悲しい事ですね。








