カブ・・・以前、水彩絵の具を勉強したけど、透明水彩絵の具について知りたいの!【透明水彩絵の具】で描くときはどうすればいいの!
あんぶう・・・透明水彩画で描いた絵は「にじみ」「ぼかし」ができて楽しいよ!今回は透明水彩絵の具について解説していくね
水彩画を描いている「あんぶう」です。
私は以前は油絵を描いていました。現在は透明水彩絵の具で描く事が多くなってきました。
油彩と水彩の画材の両方を描いてきた私ですが扱いは全く異なります。
この章では透明水彩について説明していきます。
これから透明水彩を始めようとする方の参考になればと思います。
透明水彩絵の具は、少ない道具でも驚くほど豊かな表現ができる画材です。
とはいえ「どの絵の具を選べばいいの?」「筆や紙は何を基準に選ぶの?」と、道具選びの段階でつまずいてしまう方も少なくありません。
この記事では、透明水彩絵の具ならではの特色や利点、そして初心者の方が失敗しにくい道具選びのポイントを、注意点まで含めて詳しくお伝えします。


透明水彩絵の具の特色と利点、道具選びの注意点を解説
透明水彩絵の具は、少ない道具でも驚くほど豊かな表現ができる画材です。
とはいえ「どの絵の具を選べばいいの?」「筆や紙は何を基準に選ぶの?」と、道具選びの段階でつまずいてしまう方も少なくありません。
この記事では、透明水彩絵の具ならではの特色や利点、そして初心者の方が失敗しにくい道具選びのポイントを、注意点まで含めて詳しくお伝えします。
透明水彩絵の具とはどんな画材?特色を知ろう
この章では、透明水彩絵の具が他の絵の具とどう違うのか、その仕組みからひも解いていきます。
「透明水彩」という名前の由来を知ることで、次の章で紹介する利点や道具選びの理由がぐっと理解しやすくなります。
透明水彩と不透明水彩(ガッシュ)の違い
水彩絵の具には、大きく分けて「透明水彩」と「不透明水彩(ガッシュ)」の2種類があります。
透明水彩は顔料の粒子が細かく、紙に塗ると下の色や紙の白さが透けて見えるのが特徴です。
一方でガッシュは顔料の密度が高く、下の色を覆い隠すように発色します。
そのため、透明水彩は「光を通す繊細な表現」に向き、ガッシュは「はっきりとした色面」を作るのに向いています。


「透明」という言葉が意味する発色の仕組み
透明水彩の「透明」とは、絵の具そのものが透き通っているという意味ではありません。
紙に塗ったときに、下に塗った色や紙の地の色が透けて見える性質のことを指します。
この性質があるからこそ、色を重ねるだけで新しい色合いや奥行きが生まれます。
透明水彩絵の具で描く利点
ここからは、透明水彩絵の具ならではの魅力を3つの視点から見ていきます。
単に「きれい」という感想だけでなく、なぜその美しさが生まれるのかという仕組みも合わせてお伝えします。
重ねるほど深まる色の透明感
透明水彩は、一度塗った色の上にもう一度別の色を重ねる「重色(じゅうしょく)」という技法が得意です。下の色が透けて見えるため、絵の具を混ぜて作る色とはひと味違う、奥行きのある色合いを生み出せます。

にじみ・ぼかしが生み出す偶然の美しさ
紙にたっぷりと水を含ませてから絵の具をのせる「にじみ」や、境界をやわらかく溶かす「ぼかし」は、透明水彩ならではの表現方法です。
水の量や紙の湿り具合によって毎回異なる表情が生まれるため、同じ絵は二つと描けません。
コンパクトで始めやすい・続けやすい
透明水彩絵の具は、絵の具・筆・紙・パレット・水を入れる容器があれば描き始められる、比較的コンパクトな画材です。手入れや後片付けも簡単です。
油絵のように大掛かりな換気や乾燥期間を必要とせず、自宅の机の上でも取り組みやすい点も魅力です。
揃えておきたい基本の道具一覧
透明水彩絵の具を始めるにあたり、最低限揃えておきたい道具を一つずつ確認していきましょう。
ここでは、それぞれの道具にどんな種類があり、初心者はどこに注目して選べばよいのかを具体的に解説します。
絵の具(チューブ・固形の違い)
透明水彩絵の具には、チューブタイプと固形(ハーフパン)タイプがあります。
チューブタイプは絵の具を練りやすく、広い面を塗る作品に向いています。
固形タイプは携帯性に優れ、外出先でのスケッチや持ち運びを重視する方に向いています。


メーカーはホルベイン・ターナー・クサカベなど


価格はメーカーによって違いますが2500円~4000円です。
水彩紙(サイズ・厚み・表面の質感)
水彩紙は厚みと表面の質感によって仕上がりが大きく変わります。
透明水彩で絵を描くときは絶対に水彩紙を使う事をおすすめします。
水彩紙は1枚の単価が高価なので、私は最初は練習だからと画用紙を使っていましたが、水彩独特の「にじみ」や「ぼかし」の効果が画用紙に描く場合とは全く違います。ぜひ最初から「水彩紙」を使う事をお勧めします。
厚みは一般的にg/㎡(1平方メートルあたりのグラム数)で表され、数値が大きいほど厚く、水を含んでも波打ちにくくなります。
表面の質感は主に「細目」「中目」「荒目」の3種類に分かれ、なめらかな描写をしたいときは細目、にじみを活かした表現をしたいときは中目や荒目が選ばれる傾向にあります。
各メーカーからお試しの水彩紙のアソートタイプが販売されています。このような水彩紙を利用して自分に合った水彩紙を探してみるのも良いと思います。

別の記事で水彩紙について詳しく書いています。
他に用意する物は何?
筆(毛の種類と号数の選び方)
水彩筆には天然毛(コリンスキーなど)とナイロン毛(合成繊維)があります。
天然毛は水含みが良く繊細な表現がしやすい一方、価格が高めです。
ナイロン毛は手頃な価格で扱いやすく、初心者の最初の一本として選ばれることが多い筆です。
号数は数字が大きいほど筆が太くなり、広い面を塗る筆と、細部を描く面相筆を1本ずつ用意しておくと描きやすくなります。

パレット・筆洗・その他の小物
パレットには仕切りのあるタイプと、お皿のようにシンプルなタイプがあります。
筆洗は水を入れて筆を洗うための容器で、仕切りがあると「洗う用」と「きれいな水を含ませる用」を分けられて便利です。
このほか、マスキングテープや水を含ませて使う筆(水筆)があると、描く際の幅が広がります。
道具選びで失敗しないための注意点
道具は種類が多いため、初心者の方ほど選び方に迷いやすいポイントです。
この章では、実際につまずきやすい失敗パターンと、その防ぎ方を具体的にお伝えします。
初心者が選びがちな失敗パターン
最初から画材店にあるすべての色を揃えようとしたり、逆に価格の安さだけで道具を選んでしまったりするのは、よくある失敗パターンです。
色数が多すぎると混色の練習がしにくくなり、極端に安価な紙は水を含むと毛羽立ってしまい、にじみやぼかしの表現がしづらくなります。
予算とクオリティのバランスの取り方
透明水彩絵の具は、価格帯によって顔料の質や発色の鮮やかさに差が出ます。
最初から高価な画材をすべて揃える必要はなく、まずは基本の12色程度のセットと、扱いやすい中厚口の水彩紙から始めるという考え方もあります。
紙の吸水性と絵の具の発色の関係
紙の吸水性が高すぎると、絵の具の色が紙の奥まで入り込んでしまい、发色がぼやけて見えることがあります。
反対に吸水性が低すぎると、絵の具が紙の表面に留まりすぎてムラになりやすくなります。
水彩紙専用として作られた紙を選ぶことが、色の発色を安定させる基本になります。
透明水彩の魅力を活かす描き方の基本
塗る順番と乾かす時間の考え方
透明水彩は基本的に「明るい色から暗い色へ」塗り重ねていきます。
これは、下の色が透けて見える性質があるため、先に暗い色を塗ってしまうと後から明るい色を重ねても補正がしにくいからです。
また、一つの工程を終えたらしっかり乾かしてから次を塗ることで、意図しないにじみを防げます。
私が透明水彩絵の具を使うようになって感じた事は【焦らない】という事です。
どんどん描き進めたくなりますが、描きこんでいく段階になってくると完全に乾燥させてから描くのが良いと思います。
ドライヤーなどで乾かしてから描く作家さんもいます。
これは水彩画だけでなく油彩画にも言える事かもしれません。
にじみ・ぼかし技法の基本ステップ
にじみを作る基本は、紙に水を塗ってから絵の具をのせる方法です。
ぼかしを作る基本は、絵の具を塗った直後に、境界部分を水を含ませた筆でなでるように広げる方法
ペットや風景など、描く対象別に押さえたいポイント
透明水彩絵の具は、風景・静物・ペットの絵など、さまざまな対象に活用できます。
特にペットの絵は、毛並みのやわらかさや目の輝きを表現する上で、にじみ・ぼかしの技法が生きる題材です。


よくある質問(Q&A)
Q. 透明水彩絵の具と不透明水彩(ガッシュ)は、どちらを選べばいいですか?
紙の白さを活かした透明感のある表現をしたい場合は透明水彩、しっかりとした色面やイラストのような塗りを求める場合はガッシュが向いています。
Q. 初心者はまず何色くらい揃えればいいですか?
最初は12色程度の基本セットから始め、混色を練習しながら必要な色を少しずつ買い足していく方法があります。画材屋さんには単色で絵の具を販売しています。
Q. 筆は何本くらい必要ですか?
広い面を塗る筆と、細部を描く面相筆の2本があれば、基本的な透明水彩の表現は始められます。
最初に水彩紙全体を濡らす「刷毛」があると便利です。刷毛は100円均一の物で大丈夫です。
Q. 水彩紙は厚ければ厚いほど良いのですか?
厚みがあるほど水を含んでも波打ちにくくなりますが、その分価格も上がります。
まずは中厚口程度の水彩紙から試してみる方法もあります。
まとめ
- 透明水彩は手軽に始める事ができる画材!
- 「にじみ」や「ぼかし」の美しさを表現できる!
- 重ねていく事で独特の色ができる!
- 焦りは禁物!
- 画用紙ではなく水彩紙に描こう!

水彩画は絵を描いてみようと思っている方にとって簡単に始める事ができる絵の具といえます。
描く時も場所を取らず、水を用意すればすぐに描く事ができます。
描くものも身近にある野菜や果物、花、風景とたくさんあるのではないでしょうか!
ぜひ素敵な水彩画ライフを始めて下さい!!








